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21世紀を目前にして、持続可能なエネルギーとはどんなものかということに、我々の関心は強まっている。現在、我々をとりまくさまざまな環境問題の解決方法を考えるとき、この問題が複雑に入り組んでいるために、我々はどうしていいかわからない状態にある。
2050年という将来を一つの目安に、我々はどんなイメージで取り組むべきか。 全体の枠組みについてのコンセプトを考えてみたい。 自然の下では、毎年四季の変化がある。CO2や炭素の収支は、以前は1年たつと元に戻っていたのが、今は元に戻らない。その顕著な現象が「温暖化」である。 では地球の温度は何によって決まっているのか。じつは、惑星の温度は明確な原理で決まっている。 |
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1.地球の温度 【惑星の温度を決めるメカニズム】 惑星の温度は、太陽に暖められることにより温度が上がるため、太陽に最も近い位置にある水星が一番温度が高い。太陽から離れるに従い温度は低くなっていく。金星の平均温度は400℃位で、地球は約15℃、火星は−50℃である。 太陽の表面温度は6000℃近くある。太陽に暖められた惑星がなぜ、そんなに暖かくならないかというと、「冷えるメカニズム」があるからである。 「冷える」ということは、宇宙に赤外線を放射するということである。熱の移動には伝導、対流、放射というメカニズムがある。伝導、対流は物がないと伝わらない。地球は球体である。宇宙という真空の中に浮いている地球という球を冷やすメカニズムは放射しかない。また、高い温度のものからはたくさん輻射熱がでて、低い温度のものからは少ししかでない。太陽から受けたエネルギーをバランスよく宇宙に逃がすことにより惑星の温度は決まっている。すなわち、熱をたくさん受ける水星はたくさん逃がさなければならないから温度が高いというきわめて単純なメカニズムである。 しかし、このメカニズムを狂わせるものが二つある。 地球は1uで1360Wの熱を受けているが、雲などに熱が反射され、1360Wの全ての熱は地表まで入ってこないという「反射の作用」がある。地球の場合には約30%くらい反射されている。本当だと地球の温度は−20℃位になる。 もう一つは、「温室効果」である。逃げようとする水やCO2は赤外線を吸収する。吸収した赤外線の半分を外に吐き、残りを内側に吐く。この内側に吐く分が「温室効果」である。これが1360Wに加わり、地球の平均気温は15℃位になるのである。ここまでは確かなのだが、温暖化というのは不確実性が高い。注意すべきことは、確かな部分と不確かな部分をきちんとおさえておかなくてはならないということである。現在地球上に33℃の温室効果があるということは、物理的に確かな事実である。そして、CO2の濃度が増えると、温室効果が大きくなるということも事実である。だが、濃度が濃くなったとき、何度になるかということは、不確かである。さらに、オホーツク海の温度が上がるのか、東京の温度が上がるのかというような話になってくると、不確実性はますます高くなるのである。 これがわれわれの不安のもとなのである。
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